予告のないお返しが、いちばん残る
配信の中で「そういえば◯◯さん、あれどうなった?」と急に聞く。これが自然に出ている枠は、今日の話の答えをもう持っています。手間ゼロで、いちばん強いお返しがそれだからです。
一方で、特典を作る時間はけっこうな量になります。アイコン、ボイス、メッセージ。丁寧にやるほど時間が溶けていくのに、渡したときの反応は思ったより静かだった。そういう経験があるとしたら、理由はたぶん質ではありません。予告されていたからです。
コア特典に載せた時点で、それは約束になる
コア特典に「この段まで来たらこれをお渡しします」と載せた瞬間、それは条件と中身が確定した約束になります。約束は守られるべきもので、確実に届けることが信頼につながります。ここは大事です。ただ、気持ちを伝える力という点では、約束はそれほど強くありません。受け取る側にとって、半分は「決まっていた受け渡し」だからです。
いちばん心が動くのは、予告のないお返しのほうです。頼まれていないのに覚えていた話。達成と関係ないタイミングで届く個別のひとこと。忘れた頃の「そういえば、あの月は本当に助かった」。つまり役割分担があります。目標はコア特典に任せる。気持ちは、コア特典の外、つまり載せていない、予告していないお返しで渡す。
気持ちを残す、3つのコツ
1. 中身は、枠の外の人には価値がないくらいでいい。誰がもらっても価値があるものほど、買い物のおまけに近づきます。逆に、名前入り、内輪ネタ入り、その月の思い出入りのものは、枠の外では何の価値もないぶん、買い物のおまけにはなりようがありません。お金をかけずに深く届くものの正体はこれです。
2. 約束したものはすぐ確実に。予告していないものは、むしろ時間を置く。間が空くほど、義理ではなく気持ちで返してくれた、と感じられるからです。後日の「あのときの」は、遅れているのではなく効いています。
3. 手間の配分を、コア特典の外に回す。コア特典を厚くする時間の一部を外に回すと、同じ時間でもっと届きます。しかも約束する量が減るぶん、制作が追いつかなくなる事故も減ります。
コア特典の外のほうが、気持ちを置く場所としてはずっと広く空いています。
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