コア特典は、スタンプカードである
コア特典を決めると、引っかかる感覚があります。これ、値段表みたいに見えないかな。特典が欲しくて応援しているように、見えてしまわないかな。すでにコア特典を決めていて、でも配信ではあまり触れずにいる人は、この感覚から距離感を作っています。その距離感はもうできているので、今日は遠慮の置き場所の話です。
先に結論を言うと、コア特典は応援を買い物に変えていません。コア特典が作っているのは、目標です。そう見えると、遠慮する場所が変わります。
あと少しなら頑張る、の正体
コア特典と同じ形をしたものが、身近にあります。カフェのスタンプカードです。段が見えていて、あと何個で何がもらえるかが分かる。このスタンプカードには研究があって、残りのスタンプが少ない客ほど、来店の間隔が縮まった。ゴールが近いほど、人は力が出る。
研究が測ったのは残りの数と来店の間隔だけなので、ここからは読み解きです。カードを埋めたくなるとき動いているのは、店への好意とは別の、「自分で決めた目標を最後までやりたい」という気持ちのほう。そう考えると筋が通ります。
コア特典の「あと少しで届くなら頑張ろう」も、同じものです。特典があるから応援したくなるのではなく、応援したい人が、特典のおかげでどこまで行くかを決められる。コア特典が作っているのは目標で、応援を買い物に変える力は、特典そのものにはありません。
目標なら、はっきりしているほど働く
コア特典の仕事が目標だと分かると、書き方に遠慮は要らなくなります。目標として働くために必要なのは、どこまで行くと何がもらえるかがはっきりしていることと、届いたら確実にもらえることです。条件をぼかすと、遠慮は伝わりますが、どこを目指せばいいかが分からなくなります。
手を入れる場所も、ここから決まります。中身を豪華にする前に、見るところは2つです。
コア特典の段が見えるか。どこまで行くと何がもらえるかが、言葉で書いてあるか。
段と画面がつながるか。次の段までの残りの条件(あと何コイン、あと何分、など)はリスナー自身の画面で見られるので、それを見たときに「いまどの段まで来ていて、次は何か」がすぐ結びつくか。
遠慮が要るのは、出し方だけ
買い物に見える危険が本当にあるのは、コア特典そのものではなく、出し方のほうです。「ここまで応援すればこれが付きます」と、お得さを前に出して売り込むと、そこで初めて応援は買い物に変わります。コア特典は、聞かれたら見せるもの。届いたときは、渡すことより、届いたことを一緒に喜ぶもの。この距離感だけ守れば、条件がはっきりしていることは怖くありません。
目標は、はっきりしているほうが親切です。
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