目標の伝え方には、三段ある
「今月は絶対に〇〇に行きたいです!応援よろしくお願いします!」
目標を口にするのは正しい。ただ、数字だけだと、それはライバー本人の目標として届きます。リスナーさんの側に、自分の出番がまだ無いからです。
人は数字ではなく、その裏にある物語にお金と時間を使います。だから目標は、3段構成で伝えます。
目標の3段構成
1段目、目標。どこを目指しているのか。ここは自然に言えている人が多いです。
2段目、理由と壁。なぜそこに行きたいのか。今、何に困っているのか。実はここが応援の理由そのものになります。「ずっと憧れていたイベントに、この帯じゃないと出られない」「先月落ちてしまって、正直悔しい」。かっこつけずに、今の弱さや焦りを正直に言えるかどうか。リスナーが手を差し伸べる「隙」は、ここにしか生まれません。完璧に見える人に、人は手を貸せないんです。
3段目、未来。達成したら、みんなとどうなりたいのか。「最高の景色を一緒に見に行きたい」。ここがあると、応援が「あなたのために働くこと」ではなく「一緒に参加する物語」に変わります。
1段目だけの目標と、3段そろった目標。同じ数字を目指していても、リスナー側の体験がまったく違うことが分かると思います。前者は「見守る目標」、後者は「一緒に進む目標」です。
「自分がいないと」を感じてもらう
この話の土台には、シンプルな心理があります。人は「自分がいてもいなくても変わらない」と感じた瞬間に、その場所から静かに離れます。逆に「自分がいないとこの物語は進まない」と感じられる場所には、居続けます。
物語つきの目標が強いのは、リスナー一人ひとりに物語の中の席を用意するからです。そして達成した日に「あの日のあなたの応援がなかったら届いてなかった」まで返せば、その席は次の物語にも引き継がれます。
「助けてほしい」と言うのは弱さではありません。むしろ、それを言える人ほど強く愛されるのが、この世界の面白いところです。
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