「かわいいの次」は、数分では見えない場所にある
この記事で「上の枠」と言うのは、ランクが自分より上にある枠のことです。そこを見てきた人なら、かわいいが呼んでくれるのは初めての人と二度目の人までで、応援はその先で別に作るもの、というところまでは見えているはずです。
では、かわいいの次に何を置くのか。それは上の枠の、初めて見たときには見えなかった場所にあります。まず、そこを見に行きます。
見るものと、参加するもの
先に、言葉を二つ。歌がうまい、トークが面白い、企画が派手、そしてかわいい。こういう、枠に入って数分のうちに見る側へ伝わる良さが「見るもの」です。かわいいは出るタイミングを本人が決めていない出来事ですが、見る側には数分で伝わるので、ここに入ります。もう一つが「参加するもの」。続きを知っている人にだけ出番があるもので、こちらは通った人にしか見えません。
初めての目には、上の枠の10分間はこう映ります。雑談をしていて、ときどき知らない人の名前が呼ばれて、ときどき数字の話をしている。何がすごいのかは、見えません。
同じ10分間を、その枠に半年通っている人の目で見ると、こうなります。冒頭の挨拶は、自分たちの型。呼ばれた名前には歴史があって、昨日の話の続きが今日つながっている。初めて来た人には、ライバーより先に常連が挨拶している。数字の話は、リスナーが今日の数字を一緒に追う時間。そして、頼まれごとで、自分の出番がある。
同じ画面なのに、片方にはすごさが見えない。上の枠が持っているのは、見るものではなく参加するものです。続き物は、続きを知っている人にしか、すごさが分かりません。
かわいいの次を、歌やトークに探すと
歌もトークも、初めての人を呼び、また来たいと思わせる、立派な良さです。ただ、種類は見るもので、かわいいと同じ。かわいいの次を歌やトークに探すと、同じ種類の中で入れ替えをすることになります。
だから、探す問いを変えます。「何を伸ばすか」ではなく「どの種類を伸ばすか」。上の枠に近づくのは、見るものの先に、参加するものを置いたときだと思います。
かわいいは残して、参加するものを足す
かわいいはそのままでかまいません。呼んでくれる良さが声や話し方の人も同じです。そして足す方の参加するものも、ゼロから作るものではありません。常連さんが初めての人に先に挨拶している、今日の数字をリスナーと一緒に追っている。半年通っている人が見ている中身は、続けている枠なら、もう日々の配信に混ざっています。
上の枠のすごさは、初めての目には映りません。映らない場所に、かわいいの次はあります。
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