配信メイクは、鏡に合わせない
配信のメイクには、普段のメイクと決定的に違う条件がひとつあります。リスナーさんが見ているのは、あなたの顔ではなく、ライトとカメラを通ったあとの映像だということです。
リングライトは肌をきれいに見せてくれる優秀な道具ですが、その代償として、チークの血色や繊細な影やグラデーションを、まず最初に飛ばします。鏡の前で完成させたメイクが画面ではのっぺりして見えるのは、腕が落ちたからではなく、光がメイクの一部を消しているからです。だから配信メイクの合言葉はこれになります。鏡ではなく、画面に合わせる。
優先順位は、眉とリップ
光に飛ばされる前提で考えると、優先順位がはっきりします。配信系のメイク解説で一致しているのは、この2点です。
眉。「顔の額縁」と呼ばれるパーツで、眉がぼんやりしていると顔全体の印象がぼやけます。画面の小さな顔では特にそうで、表情の伝わり方まで変わります。少ししっかりめに描くくらいで、画面ではちょうどよくなります。
リップ。血色が飛んだ顔は、画面越しには「疲れてる?」に見えます。逆に言えば、リップの血色があるだけで、画面の中の元気さは大きく変わる。肌を作り込む時間があったら、この2点に使う方が費用対効果は高いです。
チークは飛びやすい代表なので、普段より濃いめに入れて画面で確認、が基本になります。
最終チェックは、配信画面のプレビューで
ここまでの話をぜんぶ実行に変えるのが、この習慣です。メイクの最終確認を、鏡ではなくカメラのプレビュー(配信スタート前の画面や、スマホのカメラ)でやる。ライトも配信のときと同じ状態で。画面に映った自分が完成品で、鏡の中の自分は途中経過です。
これは毎日の配信の質を安定させるだけでなく、「配信のたびに映りが違う」問題も解決します。映りが変わる原因の多くは、メイクではなくライトの位置と強さの日々のブレなので、プレビュー確認を習慣にすると、そちらのズレにも気づけるようになります。
配信メイクがうまい人は、メイクの技術が高い人というより、画面という完成品から逆算できる人です。鏡の前の30分より、プレビューの30秒。合わせる先を変えるだけで、同じ技術でも仕上がりが変わります。
配信のこと、記事のこと、聞いてみたいことがあったらどうぞ。ここはコメント欄ではないので、書いたことがこのページや他の場所に表示されることはありません。読むのは、書いている人(ちゅっぱ)だけです。名前もログインもいりません。いただいた質問に記事の形で答えることがありますが、そのときも文章をそのまま載せることはしません。
届きました。読んでくれて、送ってくれてありがとうございます。