嫌なコメントが来た日の、心の守り方

こんな人に: まだ大きなトラブルは起きていないライバーさんへ。実は、それが読むのに一番いいタイミングです。

先に一番大事なことを。嫌なコメントが来るのは、枠が失敗しているからではありません。配信の一覧で目に入る位置まで枠が育ってきた、という側面があります。誰にも見つかっていない枠には、嫌なコメントも来ません。

そしてPocochaには、他のアプリにはあまりない事情があります。コメントは基本、全部読む文化だということ。読み飛ばすと「コメスルーされた」と受け取られることさえあります。だから嫌なコメントも、読み上げてから気づくことが多いし、先に気づいても飛ばしにくい。つまりPocochaのライバーは、嫌な言葉を正面から受け止めやすい構造の中にいます。

だからこの記事は、対応のテクニックの話より先に、相手を分類する話と、自分の心を守る話をします。順番はいつもこちらが先です。

相手は4種類。見分けるのは、心を守るため

嫌なコメントの難しさは、その場では悪意があるのかどうかすら分からないことです。でも、相手は実は4種類しかいません。

1. 反応が欲しいだけの人。枠に思い入れはなく、「うわ、ひどい」という反応そのものが目当てです。だから説得や反論は、ごほうびをあげる行為になります。

2. 執着して繰り返し来る人。数は少ないけれど、一番消耗する相手。自力で解決しようとするより、スクショを残して運営に任せた方が早く終わります。

3. 悪意のない失礼。仲良くしているつもりで、いじりが強すぎる人。実はこれが一番多く、しかも常連さん候補だったりします。敵認定せず、線だけ引く相手です。

4. リスナー同士のもめごと。あなたへの攻撃ではないケース。どちらが正しいか裁くと必ずどちらかのファンを失うので、裁判官にならず、話題ごと切り替えます。

そして、ここがこの分類の一番の効用です。見分けられると対応を選べる、だけではありません。4つのうち3つは、あなたの評価と関係がないと分かることです。反応が欲しいだけの人の言葉に中身はなく、執着する人は相手が誰でも攻撃し、もめごとはそもそもあなたに向いていない。分類できた瞬間、「傷つく必要のなかった言葉」が見えてきます。

その場は「軽く流す」か、「イヤ」と言う

全部読む文化の中では、対応は「読んだ上でどうするか」の話になります。基本は二択です。軽く受けて次の話題に流すか、「それはちょっとイヤだな」と短くはっきり言うか。

どちらを選んでも大丈夫です。ただ、我慢してにこにこ受け続ける形だけは、消耗が大きいわりに何も終わりません。嫌なことをイヤと言うのは、空気を壊す行為ではなく線引きです。あなたが言葉にしてくれた方が、見ている常連さんも安心します。どちらの場合も共通のコツはひとつ、長く扱わないこと。嫌なコメントを話題として膨らませた瞬間、それは「枠の議題」に昇格してしまいます。流すにしても言うにしても、軽く、短く、淡々と。

明らかに悪質な相手(1と2)には、コメントを止められるコメント禁止(コメ禁)や、ブロックという道具もあります。ただしこれは最終手段で、日常の大半はさっきの二択で足ります。

そして、ブロックをためらう必要はありません。ブロックは攻撃ではなく席の案内です。お店で言えば「他のお客様のご迷惑になりますので」と退店してもらうだけのこと。怒りの表明ではないので、無言で静かにやって大丈夫です。ブロックすると相手はあなたの配信を見られなくなり、フォローも自動で外れます。

その場で本当に起きていること

ここがこの記事で一番伝えたいところです。強い言葉が飛んできたとき、画面の上では「ライバー対その人」の勝負に見えます。でも実際に起きているのは、常連さんたちが「この枠は守られている場所かどうか」を確かめている時間です。

接客のプロの世界では、迷惑客への対応は「その客への対応」ではなく「他の全員への接客」だと言われます。店員さんが毅然と、でも声を荒げずに対応すると、周りのお客さんは「この店は安心だ」と感じて常連になる。オロオロしたり怒鳴り合いになったりすると、離れるのは普通のお客さんの方です。

枠も同じです。淡々と対応して、すぐいつもの空気に戻る。それができた日は、「嫌なコメントに負けた日」ではなく「常連さんとの信頼が増えた日」です。

平和な今日やるならプロフィールに「強すぎるいじりは拾えないことがあります」の一行を足しておく。実際に何か来たとき、その場の感情のぶつかり合いを「ルールなので」という仕組みの話に変換できます。

心の手当てを、最優先にする

温かいコメントが100件あった日でも、1件の攻撃の方が夜まで頭に残る。これは心が弱いからではなく、危険な情報を優先して記憶する脳の仕様です。だから「気にしない」と頑張るより、手順で処理します。スクショして、通報して、閉じる。そして傷ついた日にエゴサで探しに行かない。

攻撃的な言葉は「評価」ではありません。執着して繰り返し来る人は、かわいければ「ぶりっ子」、面白ければ「うるさい」、丁寧なら「媚びてる」と、内容が何であれ攻撃します。あなたの実態と関係のないランダムな攻撃を、情報として受け取る必要はありません。

枠を守る技術はいろいろあります。でも順番はいつも、あなたの心が先です。その日の対応がうまくできたかどうかより、今夜ちゃんと眠れるかどうかの方が、ずっと大事です。

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